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ボンネビル T100 直感レビュー!

昨夜は台風17号の影響で猛烈な風が吹いていた。我が家に3台並べているバイク達のカバーがバタバタと激しくなびき、納車直後のボニーが気になって、安眠できなかった。

一夜明けて、嘘のように静かな天候が訪れたため、早速 Bonneville T100 で近所を走ってみた。詳細なレビューはもう少し距離を走ってから行うとして、まずは直感的な、エモーショナルなレビューをしてみたい。

今回は、ネガな部分には一切目を向けず、納車直後のストレートな喜びに溢れたレビューに終始する。

快感でしかない。

御託をならべる前に、ひと言で言えば「快感でしかない」。エンジン始動の際のドロローンッ!という響きがたまらなく気持ちいい。排気音は純正マフラーとは思えないほどに低音の効いた迫力あるサウンドで、加速時にはドコドコと心地良く響き、低速で走ることが楽しい。

低速から湧き出るような力強いトルクは、ひとつひとつの爆発で地面を蹴飛ばすような感覚がある。

速くなくていい。ただ走っているだけで心地よい。そう思える魅力がある。

クラシカルな佇まいが所有欲をそそる

あまりに美しい。

ため息が出るほどに美しい。各部の質感が高く、所有する喜びに溢れている。個人的に、メッキパーツが好みでエキパイからマフラーにかけた伸びやかな造形がたまらない。オプションで装着したグラブレールもクラシカルなスタイルを引き立て、アクセントにもなって良い感じだ。

アナログの二眼メータもオーソドックスで高級感がある。デジタルメーターが主流とも言える時代の中にあって、奇をてらうことのないクラシカルなデザインが最高だ。

個人的に、後ろからのスタイルが大好きだ。左右出しのマフラーがシンメトリーでバランスが素晴らしい。全体のシルエットはシャープでありながら、タンクやエンジンは肉厚で力感のあるスタイリングだ。

美しさのあまり、ついつい写真をパシャパシャと撮ってしまう。寄っても引いても美しい。iPhone のポートレートモードで背景をボカしてみたり、XSR900ではやらなかった新たな楽しみ方がある。

各部の仕上げが何とも美しい

包容力を感じる乗り味。

サスペンションは程よい剛性感がありつつもソフト。スロットルも良い意味でファジーな感覚があり、XSR900 で苦手としていた、路面のうねりで意図せずにスロットルを捻ってしまうようなこともない。ハンドリングも鷹揚としており、安定志向が強い。

それゆえ、路面変化に過度に集中する必要がなく、ライディングを楽しむ余裕が生まれる。

とにかくバイクに急かされることがない。

台風で飛んできた発泡スチロールが邪魔だ

クラシカルで美しいバイクを手に入れた途端、これまでXSR900で着用していたコミネのメッシュジャケットやメッシュグローブがなんともチグハグな雰囲気を醸し出す。

単独で外観を完成させる車と違い、バイクの外観はライダーの体格や姿勢、服装などを含む全ての構成要素で完成されると思っている。世間の誰ひとりとしてオッサンが乗るバイクになんて目も向けてないことは重々承知しているが、自己満足の世界としてウェアもバイクの雰囲気と合ったものを選びたい。少しずつ、時間をかけて完成させていけたら良いと思う。

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