図らずもアルファード30系前期から後期への乗り換え検討を始めた。こちらで書いたとおり、グレードとオプションを決めて、いざディーラーへと向かった私。あちこちのディーラーで値引き交渉をすれば良いことは分かりつつも、前回の30系前期購入からお世話になっている担当者と交渉し、希望する条件が得られなければ買わないというスタンスに絞って交渉に臨んだ。
前回も相当に頑張ってくれた担当者なので、今回も希望どおりになるのでは?と確信めいたものをもっていた。
さて、早速希望するグレードとオプションを示し見積もりの作成を依頼。トヨタのホームページで下取り相場を調べたところ245万円とあったので、下取りをもう少し頑張って欲しい旨を予め伝えた。
まず、希望するグレードとオプションによる見積額は凡そ530万円!アルファードって高いな、よくこんなに高い車が売れてるなと動揺しながらもポーカーフェイスの私。
担当者が示した下取額は210万円。前回(190万円)から20万円アップ。納車までの期間の相場下落を見込んだものらしい。これでデフォルトの値引き額と合わせてマイナス240万円。目標まであと40万円。
気心の知れた相手なので、こちらの希望をズバリ伝えた。値引き55万円、下取り225万円のマイナス280万円。これで見積額との差引き250万円だけど、どう?と。担当者から「これは店舗で史上最大の値引きになりますね…」と言われ、店長との相談タイム。
かなり長いこと待たされて、示された条件は値引き48万円、下取額が222万円のマイナス270万円。見積額との差引き260万円となる。加えて、買取で好条件があればそちらを選んでもらって構わないとの条件。
下取りは仕組み上、中間マージンなんかも考慮する必要があるだろうしこれ以上粘っても仕方がないので、買取でもう少し高く売れるだろうと目論みつつ、48万円の値引きを得られたのは大きいと考えて即決。530万円もする車をものの1時間ほどで決めてしまった自分に驚きはするものの、それまで長い間、あーでもないこーでもないと思案してきた結果でもあるし、担当者も頑張ってくれたようなので満足の結果だ。
それにしても、トヨタが下取り相場を公式ホームページで示す理由って何だろう?確かに注意書きに、実勢価格と大幅にかけ離れる場合があるとされている。今回提示された下取額はホームページの相場と20万円以上違う。このページで相場を把握したお客さんは、「どうしてこんなに差があるんだ。トヨタのホームページに書いてあるじゃないか」とさらなる値引を迫ることもあるんじゃないだろうか。これってディーラー泣かせなシステムだと感じた。
さて、後日談になるが買取りに関する経緯も加えておく。
納車の時期が見えてきたタイミングで、一括査定を申し込んだところ、大手5社ほどから査定を受けることができた。いずれも相場は240から250万円といったところ。その中で海外にも販売ルートを持つ某1社から257万円の査定額提示があった。その時点で納車まで2週間ほどあったのだけど、即引渡しを条件に260万円でどうかと持ちかけたところ、オーケーとの回答を得られたのだ!
4年半ほど前に335万円で購入したベースグレードで、42,000キロ走っていながらの高査定に、アルファードの底力を見せつけられた。
結果的に、530万円の30系後期アルファードを値引き48万円と買取260万円のマイナス計308万円、追い金222万円で購入できたことになる。何より、これまで4年半近くの間、アルファードに(車両代のみで)月々1.4万円ほどで乗れた計算になることに驚く。当初の値引きがあってこその金額とは言え、リセールの良い車は結果的にコストパフォーマンスが高いということを改めて認識した。
さて、納車は3月上旬(納車は別の記事で)楽しみで仕方がない。