さて、アルファード 30系後期を購入するなら、どのグレードにするべきか。値引き交渉を前に自分自身のニーズを確定しておかなければ、私の場合、値引交渉の過程で支払総額を踏まえて望んでいたオプションを外したり、時にはグレードを下げてしまったりして、後々後悔してしまいがちだ。
幸いにも、手元には半ば押しつけられたカタログがある。早速、カタログとの睨めっこを始めた。
まず考えるのは、現在所有しているアルファードと同じベースグレードのX。こちらで書いたとおり、シートアレンジには満足しているし、コストパフォーマンスも高く、追加のお金はミニマムに、30系後期を手に入れることができる。
一方で、これまで4年間で子どもたちは着実に成長しており、これからますます大きくなることが予想され、そもそもセカンドシートまでに5人が乗車することが少なくなりそうだ。ここのところ、確実に家族全員が揃って遠出をする機会も減っている。
また、基本的にベースグレードで満足しているとはいえ、不満な点があることも事実で、これらを解消するためにはグレードを見直すほかない。
せっかく大枚を叩いて買い換えるなら、長い目で見ても(4年半前には乗り潰すつもりだったのだけど笑)、満足感をより長く味わうためには上位グレードを購入したい。まずは、見た目にも変化が大きいエアロタイプのボディにしたい。
そうなると、ハイオク仕様の3.5Lは除外するとして、2.5Lで選ぶならSまたはS-Cパッケージの選択になる。正直、Cパッケージの内装はファミリーユースでは過剰な気もしないではない。内装に関してはSで十分だ。ただ、こちらで書いた不満点を解消しようと思うと、パワーバックドアやシーケンシャルウインカーはオプションでの選択肢はなくCパッケージを選ぶしかない。
リセールの良さも考慮すれば、ここは思い切って売れ筋のCパッケージにしよう。
さて、グレードは決まった。次にオプション選びになる。
ナビゲーション
ナビは2020年1月の改良を受けて、社外ナビの選択ができなくなり、純正オプションのナビを選ぶか標準仕様のディスプレイオーディオからの選択となる。
私はこれまで、純正オプションのナビを付けたことがない。かなりの高額オプションになるうえ、社外品を選べば安くて高性能な物が装着できるからだ。正直、ナビは地図データがすぐに陳腐化するし、更新には費用がかかるか。いつもナビに頼る訳ではないし、Googleマップが使えたら十分だと思っている。その点、ディスプレイオーディオならばApple CarPlayが使えるから願ったり叶ったり。よって、ナビは選ばない。
アイドリングストップ
現在の30系前期には、オプションでアイドリングストップ機能を付けている。前に乗っていたマツダCX-5では標準装備されていて、信号待ちなどでアイドリングが止まるのは、静かだし精神衛生上も良い印象があったので、アルファードを購入する際に迷うことなく選んだ。
ただ、こちらで書いたとおり短距離の走行でアイドリングストップ機能を多用した結果、購入から3年でバッテリーが上がってしまい往生した経験がある。アイドリングストップ車用のバッテリーは高いし、何よりオプションで5万円ほどかかったものの、インパネに表示される「これまでに節約できたガソリン量」は4年半・42,000km走って130リットルにとどまり元が取れないことは明らかだ。
CX-5はディーゼル車だったので、アイドリングストップの静けさが際立っていたのだが、アルファードはアイドリング中でも静粛性が高く、快適性という面でもあまり効果を感じない。
ガソリンの節約による環境性能の向上という側面はあるものの、廃バッテリーの増加という負の側面もあるとかで、最近トヨタが発表したヤリス(旧ヴィッツ)にはアイドリングストップ機能が装着されていないらしい。これらを総合的に考えて、今回はアイドリングストップ機能を付けないことにした。
フロアマット
続いて、フロアマット。今の30系前期のアルファードを購入するとき、純正を選ばなかった。セットで10万円もすることに納得できず、インターネット通販で3万円程度のものを試しに購入したところ、フィッティングに何の問題もなく、然りとて安っぽさは皆無だったので大いに満足しており、今回も同じように社外品で費用を抑えようと思う。
サンルーフ
次に、サンルーフ(ツインムーンルーフ)。学生時代にポンコツのホンダ プレリュードに乗っていた時に付いていてのだが、車内が明るく開放感があって結構気に入っていた。その後、何台も乗り継いできたけど、残念ながら追加費用を払ってまで付けることはなかった。今回、売却時にプラスになることも考えて、せっかくなので付けてみることにしよう。
エアロパーツ
最後に、これまで挑戦したことがないエアロパーツ。これまでも後付けのエアロパーツに興味はありながらも、外装は純正のまま乗ることが当たり前だったのだけど、今回のS-Cパッケージはフロント中央下部のデザインがシンプル過ぎる印象があった。アルファードの場合、モデリスタのエアロパーツが人気のようだけど、メッキ部分が多くて私には少し派手に感じられた。そこで目をつけたのがTRDのフロントエアロ。あまりコテコテしていないし、程よくコントラストのあるデザインで気に入った!フロントだけエアロを装着するのはどうかと思いながらも、サイド・リアまで付けるのは費用的にしんどいので、フロントだけ装着してみよう。
その他
あとは、純正のETCやドアバイザー、ナンバーフレームくらいかな。S-Cパッケージは、今回の改良で値上がりしたものの、三眼LEDライトやシーケンシャルウインカー、ディスプレイオーディオ、リアモニターなどが標準になっていて、これ以上いらないというくらいの装備になっている。
よし、このプランで交渉することにしよう。
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