HONDA BEAT

ホンダ・ビート購入

オープンカーへの憧れ再燃

2005年に新婚旅行でフランスに行った。その際、レンタカーで乗ったプジョー306CCが私にとって初めてのオープンカーだった。当初、せっかくだから欧州をメルセデスベンツで走ってみたいと思い切って事前予約をしていたのだが、現地で30才未満だとメルセデスベンツを借りられないと言われ、渋々借りたのがプジョ−306CCだった。

ところがどっこい、プジョー306CCはよく走るし、オープンにすれば爽快。すっかり気に入ってしまったのを覚えている。

時は過ぎて、2010年にセカンドカーとしてダイハツ・コペンを中古で購入した。排気量は660ccながらターボで力強く、マニュアルで運転がとても楽しかった。まだまだ幼い長男・次男を自宅で交代させては近所を走ったりしていた。電動でオープンになるし、レザーシートで所有欲も満たされ、もっと乗りたかったのだが、翌年にはファーストカーを乗り換えることになり、購入資金に充てるため所有1年程度で売却してしまった。

きっかけはR100RSの不具合

きっかけはBMW R100RSの不具合。こちらの記事で書いたとおり、走行中のステップの脱落や走行中のエンジン停止(レッカー)を立て続けに経験し、せっかくの休日に残念な思いをするのに嫌気がさして、BMW R100RSに乗る機会がめっきり減ってしまった。

とは言え、バイクで走ることは大好きだし、それに代わる何かを求めていたとき、ホンダ・ビートの存在を偶然にも思い出した。たぶん、YouTubeででも見かけたのだろうと思う。

旧車市場は、活況を呈しておりただ古いというだけで値がつくような状況。ホンダ・ビートも御多分に洩れず、下手をすれば新車当時よりも高い価格で売買されるほどだ。ヤフオクでも、程度の良い(良さそう)車両は、100万円近い価格で落札されることもあって、これは「乗るなら今だな」と思うようになった。

ネットでお買い物

何かを欲しいと思った時は大抵そうなのだが、来る日も来る日もネットで情報を仕入れるようになる。ヤフオクで出品があれば、ウォッチリストに入れて入札の様子を見守ったり、カーセンサーやグーで程度の良さそうな車両を探してみたり。そんな毎日を過ごしていたところ、我が家から300km近く離れた伊丹市の中古車販売店で、(1990年代前半の車両にしては)なかなか程度の良さそうな個体を発見。

これも「あるある」なんだけど、ネットで状態とかを問い合わせていると、「今週末には車両を見にくる方がいらっしゃる。早い者勝ちということで…」と見事に揺さぶられ、現車すら見ることなく「購入」の意思を伝える。2025年12月のこと。生まれて初めて、車をネットで購入した。世間では、当たり前のことになりつつあるのかもしれないが、やはり高額な買い物だけに現車確認はするべきだと、今でも思う。

ちなみに、タイヤはサービスで新品にしてもらえるとのことだったので、追加費用を出して国産(ヨコハマ)のタイヤを装着してもらった。また、走行距離と年式を考慮してタイミングベルト・ウォーターポンプ一式を交換してもらった。

納車

2026年1月末、金曜の夜に夜行バスで大阪へ向かう。早朝、大阪に到着しのんびり公共交通機関を乗り継いで伊丹市へ。

初めて現車と対面。正直な感想を言えば「上手いこと写真撮るなぁ〜」と思った(笑)。塗装状態はとっても悪い。そもそも年式からピカピカを期待していないので、まぁそこは許容範囲。初めてのビートはすごく運転しづらい。アクセルが重い(硬い)しクラッチのミートポイントが手前にあって運転が難しい。

少し落ち着こうと立ち寄ったコンビニで、鍵をシリンダーに差し込んでもセルが回せず、思わず販売店に助けを求めた。すぐに駆けつけてくれてエンジンはかかったものの、この状態で300km離れたホームタウンまで帰るのは泣きそうになる程不安だった。サービスエリアでエンジンがかけられなくなったら?高速道路で止まったら?と不安ばかりがよぎる。

どうせ止まってしまうのなら、販売店から離れない方が良いと思い、また別のポイントでエンジンを止め始動を試みる。やっぱりかからない。あれこれ時間をかけて試すうちに「おっ?」とつかんだコツは「鍵を1mmくらい引いてセルを回す」というもの。経年でキーシリダーがへたっているのか、こんなコツ、分からんて(汗)

ファーストインプレッション

始動の不安を払拭し、一路ホームタウンへ高速をひた走る。エンジンが唸る唸る(笑)。個人的にスイートスポットは80km/hくらい。100km/hでも走れないことはないが、ノイズで少し疲れる。80km/h〜100km/hで走行車線をのんびり4時間かけて自宅へ到着。

300km近く運転しても、疲労感はそれほどない。運転が楽しい。小さなエンジン・車体ではあるけれど実用上大きな問題はない。後ろから聞こえるエンジン音が新鮮。

ただ、前述のとおり「アクセルが重い」「クラッチのミートポイントに慣れない」「シフトが少し渋い」「車体がめちゃ軋む」「(後で分かったことだが)エアコンが効かない」と流石に製造から30年以上も複数のユーザーに所有されてきた車両だけにあれこれ課題がある。

ちなみに、執筆中の2026年9月で納車から8ヶ月が経ったところ。家族にも可愛がられ、近場はファーストカーよりも頻繁に使用されている。不具合は色々あるものの、エンジンが停止するような致命的なトラブルはなく、今に至っている。ただ、エアコンが効かないため、夏場はほとんど乗れない。これを治すかどうかは悩むところだ。

まとめ

勢いで手に入れたホンダ・ビートは、軽MRという歴史的な名車。製造から30年以上が経ち走行距離は10万キロ近いため、ヤレにヤレているが、簡単にオープンにできて、バイクのような爽快感を得られるビートは本当に名車だと思う。少しずつ課題を克服して、大事にしようと思う。

また、妻や子供たちと二人で出かける機会も増え、良きコミュニケーションツールでもある。車はボロでも、家族とこうして時間を共有できることは、とてもリッチな体験だと思う。

  • この記事を書いた人

toco

地方在住サラリーマン。3児の父。 車やバイク、新しい物が大好き。好奇心旺盛であれこれ自分で試してみないと気が済まない。 コーヒー好きが高じて自家焙煎を始めてみたり、筋トレも気がつけば自宅でベンチプレスをするまでに。

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