前回、フォークオイルを交換してみたら結構汚れていたので、シフトフィールなどに何ら問題はないが、ギアオイルも交換することにした。

オイル購入
フォークオイルと同じくMOTOREXのオイルをチョイス。ガスケットは前オーナーから譲り受けたものを使用。
ミッション
ミッションオイルを抜く。廃オイルを見る限りあまり汚れていないので、これは納車時に交換されている可能性が高い。
ギアボックスの垂直面にある注入口からギアオイルを入れる。850ccを入れるのだが、写真↓の方法でやると700cc程度で溢れ始めた。どうやら、ギアオイルは硬く、奥に流れ込む前に手前から溢れるようで、しっかり奥までホースを差し込んで注入する必要があるようだ。別日にオイラーを使って奥の方へオイルを注入してみたところ+150ccが入った時点で溢れ始めた(つまり合計で850ccが入った)。
ドレンボルトは26±1Nm、フィラープラグは31±2Nm、シフトリンクの取付は24±2Nmでトルク管理する。
シャフトオイル&ファイナルドライブオイル
シャフトオイルとファイナルドライブオイルの注入口は下↓の写真のとおり。
シャフトオイルとファイナルオイルの排出口は下↓の写真のとおり。
シャフトオイルは150cc、ファイナルドライブオイルは350ccのオイルを注入する。
シャフトオイルのドレンボルトは14±2Nm、フィラープラグも14±2Nmで、ファイナルドライブオイルのドレンボルトは23±2Nm、フィラープラグは20±2Nmでそれぞれトルク管理する。
まとめ
走行距離が少なく、オイルは汚れていなかったので、当然、交換前後のフィーリングの変化も感じられない。ただ、まぁ「なんとなく安心」といったところ。作業そのものはなんら難しいものではないが、特にミッションオイルは垂直面に注入するため、どうしてもオイルが溢れてしまい、事前に養生をしっかりして作業後にはパーツクリーナーで入り組んだ部分の脱脂をする必要があるなど少々面倒くさい。
なお、当たり前だがガスケットは再利用せず新品を使うこと。
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