CT125・ハンターカブ 冬支度〜実行編〜

HONDA CT125・ハンターカブ
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前回の「冬支度〜考察編〜」に続き、いよいよ本題の「実行編」をお届けする。

前回、長ったらしい考察↓を経て、寒さ対策としてハンターカブへグリップヒーターとナックルガードを装着することにした。

CT125・ハンターカブ 冬支度〜考察編〜
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グリップヒーター

商品選定

私は熱源部分が全周でスイッチが一体になっている点からキジマ製のグリップヒーターを選んだ。グリップのデザインや熱源の範囲、スイッチ形状など、好みで選んだら良いと思う。純正のデザインも捨てがたかった。

今回、グリップヒーターの電源をヘッドライト内から確保するため、以下のアイテムも同時に購入。

取付作業。

さて、作業に着手。色々と難しい点があったが、順調に進めば1時間〜1時間30分くらいで済む作業。

私のような素人がくどくど説明しても役に立たないので、圧倒的に分かりやすく、参考になった動画を共有する。作業の流れや注意点は、こちらでご確認いただきたい。ひろしバイクどっとこむさん、ありがとうございます!

この動画のおかげもあって、作業の難易度は感覚的に★★★☆☆といったところか。ここでは、動画を参照しながらも、個人的に難しかった点をいくつか紹介する。

バーエンド取り外し

「バーエンドのネジが固い」ということは予め把握していたが、いざやってみると確かにヤバいほど固い。あまりに固くて、私はドライバーを捻りトルクで根本から捩じ切ってしまった。勢い余って、折れたドライバーで親指の付け根をザックリ切ってしまったので、作業をされる際はご注意を。(作業手袋をするのが基本だが、あまりに固くて素手で挑戦した矢先の出来事…)

作業をされる際は電動インパクトドライバーを使うことを猛烈に推奨する。てか、使わないと外れないと思う。私は近所のホームセンターでレンタルしたが、電動インパクトドライバーを使えば秒で外れる。わざわざ工具を持ち帰らずに、ホームセンターの駐車場で作業すればよかったと思うほどに呆気なく。使用頻度の少ない工具だけに、レンタルだと数百円で済むのでおすすめ。

グリップエンド削り

新しいグリップを装着するとき、バーエンドの出っ張りを削る必要がある。動画ではグラインダーを使ってあっさり削り落としているが、私はそのような便利な工具を持っておらず、地道にカッターナイフで削った。下の画像のとおり少し不恰好ではあるが、どうせグリップで隠れてしまうところなのでご愛嬌だ。

before

after

ヘッドライト内の配線処理

ハンターカブにはありがたいことに、ヘッドライト内に純正のACC電源ソケットが準備されている。そこから電源を取るのなら、電気の知識がなくても問題ない。ただ、ヘッドライトカバーの容積には限界があるため、ハーネスをいくつも接続する訳にはいかないので要注意だ。

私の場合、タコメーターとUSB電源用に既にハーネスをひとつ接続しており、今回、それにもうひとつハーネスを追加することとなり、スペースを圧迫してライトユニットが収まらずに苦労した。あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返し、なんとかライトユニットを収めたが、無理やり感は否めない。

写真がなくて残念だが、ライトに向かって右奥にタイラップがありケーブル類が束ねてあるので、それを外すと配線処理の自由度が高くなるので、困ったら試してみて欲しい。

ここのACC電源は60Wまで使えるため重宝するのだが、如何せんヘッドライトカバーの容積に限界があるので、その点はご注意されたい。

完成。

色々と苦労しながらも楽しく、作業ができて大満足。取付後のハンドル周りも収まり良く納得の出来栄え。しっかりと暖まるし良い選択だったと思う。

暖かさを5段階で選べるため、小まめな調整ができる点も良い。また、エンジンを始動するたびに電源を付ける必要はあるが、電源ボタンをワンプッシュするだけだし、メモリ機能によって前回と同じレベルで発熱が始まるため、煩わしさが全くない(ストレスフリー!)。

ただ、ハンターカブのバッテリーが弱っているからなのか、信号待ちでアイドリングを長くしていると低電圧警告機能が作動(電圧が11.5V以下になると作動)して一時的に通電がストップしてしまう。走り出してしばらくすると、電圧の上昇とともに自動復帰するので問題ないが、バッテリーに負担をかけているようで不安になる。

ナックルガード

商品選定

寒さ対策としてのもうひとつのネタ「ナックルガード」。

お金に糸目をつけず選べるのなら、迷わずZETAの「アドベンチャーアーマーガードスクードプロテクター」を選んだと思う。台座となるアーマーガードはハンターカブ専用でデザインも含めた収まりの良さはピカイチ。ただ、トータルで16,000円を超える出費は正直痛い。何せ、グリップヒーターも購入しており、合わせると30,000円近い出費になる。

寒さ対策という目的なので、あまり小さなナックルガードでは役に立たないから、そこそこのサイズが必要。そういう目でAmazonを徘徊して見つけたのがこれ↓

サイズ感や(ややわざとらしい)カーボン調のデザインも嫌いじゃない。何より格安な点が魅力だ。届いてみるとレビューにあるとおり、加工精度が低くバリが目立つ。カッターナイフで少し修正してみたが、まあ価格からすれば仕方がない(許容できる)レベルかな。ステーも付属しており、届いたらポン付けできる点も良い。

取付作業。

同梱されているステーを使って取り付けるが、特に難しいことはない。写真のようにミラーアダプターとミラーの間にステーを挟み込むだけ。以上。

というのもつまらないので、人によってはどうでも良い「こだわり」をご紹介。

こだわりポイント。

下の写真のとおり、左側ミラーはハンドルバーの真上にあるのに対し、右側ミラーはブレーキフルードのリザーバータンクとともにハンドルバーよりも前方に装着されている。つまり、単純にミラーの根元にステーを固定するとナックルガードは右側がやや前方に、対して左側はやや後方に位置することになる。

正直なところ、右側にはブレーキレバーがあり、反対に左側には何もレバーがない(スカスカな)ハンターカブの場合、この左右の違いは乗車姿勢から見ても全く気にならない。むしろそのくらいでバランスが取れているような気さえする。

だがしかし、測定するとさすがに無視できないほどのズレなのだ。実に40mmも前方に位置しているのだから、知ってしまうと気持ちが悪い!

そこで左側にステーをかませて左右のバランスを取ろうと、近所のホームセンターをはしごしたのだが、ズバリ使えるステーが見当たらない。希望のサイズは、ネジ穴は10mm、穴間は40mm程度なのだが、そもそもネジ穴が10mmというステーに巡り合うことがなかった。

そこで再びAmazonを徘徊。呆気なく発見。

届いた商品がこちら。まさに求めていたサイズ感。「ハンターカブのナックルガードのズレ補正専用」と言われたら信じてしまうほど。シンデレラフィット。

100人中100人が「どっちでも良い」と言いそうなこだわりだけど、個人的に会心の出来。少し左側がスカスカになった気がしないでもないが(汗)精神衛生が大変よろしい。

まとめ

今回、電熱グローブに代わる冬支度として、グリップヒーターとナックルガードを装着した。

朝晩は冷え込んできて、早速大活躍している。ナックルガードはコミネのハンドルカバーのように密閉されておらず、わずかに中央から外側に向けて風が抜ける感じはあるものの、明らかに前方からの冷たい風を遮ってグリップヒーターの暖かさを逃がさない。

11月に入って通勤時間帯は10度を下回ることもあるが、おかげで春秋用のレザーグローブで問題なく過ごすことができている。厳冬期には、もう少し厚手のグローブが必要になると思われるが、電熱グローブのような小さなストレスを感じることもなく、通勤がスーパースムーズになった。

次なるターゲットは、スクリーンかなぁ。

(メモ)全体像の写真がないので、近日中に撮影のうえアップします。

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