ボンネビルT100 ハンドルポジション調整

Triumph Bonneville T100
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ここのところ往復130〜150キロ程度の距離をサッと走り終えることが多い。外出自粛という背景もあって、いわゆる「ツーリング」というほど旅先を楽しむようなこともなく、ただ「走る」だけ。それゆえ、休憩時間が短く往復ともに走り続けるようなシチュエーションが多い。

そのせいか、少し長めの距離を走ると、背中の張りを感じるようになってきた。以前から信号待ちなどで肘が伸び切ってしまっていることがあり、もしやハンドルポジションが合っていないのでは?と薄々気づいていたのだが、今回、専用パーツを発見したので、試しに装着してみた。

キジマ ハンドルアップカラー20

オイル交換の際に、オイルフィルターの適合確認をしていて偶然発見。珍しく2016年式以降のボンネビルT100・T120に適合するらしい。(別の記事で触れようと思うが、水冷ボンネビルのカスタムパーツって本当に少ない!)

正直、たった2cmでどれほど効果があるのか分からなかいが、配線・ワイヤー類を交換することなくハンドルポジションを調整するには、この程度が限界なのかなと考え、とりあえず挑戦してみることにした。

 

交換作業!

取付説明書を真面目に読まず、間違えてハンドル上側からアプローチした私。ハンドル周りは下手に弄ると元のポジションが変わってしまうから、不用意に弄りたくない。ただ、今回の学びとしてハンドルバーに小さな目印が刻印されていることを知った。これを基準に装着すれば、標準ポジションに合うらしい。ふむふむ。

さて、気を取り直して正しいアプローチを開始。

写真はスペーサー装着後のもの

ハンドルの付け根にある左右のボルトを外す。両側ともタンクとフロントフォークの間にあり、作業スペースが少ないため、レンチを小刻みに動かす必要がある(ラチェットレンチがおすすめ)。ハンドルを左右に切れば作業スペースは広がるのだけど、ハンドルを一旦外してしまうので、続く工程を考えるとハンドル位置は中立状態にあったほうが良い。

長めのボルトでしっかり固定されているので、外すのに難儀する。両方のボルトを外すとハンドルが外れるので、タオルやウエスでタンクに傷を付けないようハンドルを優しく置いておく。ハンドルが外れたら、購入したスペーサーを間に挟んで、付属の延長ボルトで固定していく。

私は、ハンドルを仮止めしている間にスペーサーを落としてしまい、アルミ製のスペーサーに傷をつけてしまった。

元どおりにハンドルをしっかりと固定すれば作業は完了。所要30分ほどだろうか。ハンドルが緩んだら大変危険なので、ボルトの締め付けはしっかりと。

 

試走!

ほんの2cmアップしただけで、劇的に安楽ポジションになった!やはりボンネビルは欧米仕様のジオメトリーのようだ。腕の長さには絶対の自信があったのだが、胴体の長さも典型的な日本人体型ゆえに、同じ身長の欧米人と比べると肩の位置は相対的に上になる。それゆえ、設計された肩からグリップまでの距離よりも、我々日本人は距離を感じるのではないだろうか?(欧米人のほうが圧倒的に高身長で、そもそも肩の位置は上なんじゃないか?と感じなくはないが)

ハンドルが近づいたおかげで、腕が伸びきらず中途半端な前傾姿勢が緩和されて、直立した状態に近くなった。

改めてみると、少し極端に表現しすぎたかもしれないが、誇張するつもりは一切なく、真面目に取り付け前後の様子を写してみたつもり。グリップ中央から肘に向けた前腕の角度が大きく変化していることをお分かりいただけるだろうか。実際には、背筋を伸ばした時と、背中を丸めた時でも肩・肘のポジションは変わるため、角度は細かく変化するのだが、ハンドルが2cmアップするだけで、これだけのインパクトがある。

外出自粛の中、試走程度しかできないが近所を走ってみた感じ、(勝手なイメージだけど)旧車風のポジションになった気がする。これまで、長距離を走ると背筋が張っていたが、これだけ安楽ポジションなら、そうした疲労も軽減できるのではないかと期待している。

自転車に熱中していた頃の知識に従えば、クラッチ・ブレーキレバーは前腕と真っ直ぐになるのが理想だと思う。ハンドルポジションを上げたことで、ブレーキレバー(右側)のみやや下向きに感じられたため、試走後、少し上向きに調整をしたのだが、不思議なことに僅かに上向きに調整した以上は動かすことができなかった。調整後も、依然としてブレーキレバーがやや下向きに感じられる。(今更ながら、クラッチとブレーキのレバーが同じ角度ではなかったことに気づいた…)

これまではハンドルが低くて遠かったため、信号待ちなどでハンドルに体を預けるような姿勢(つまり手のひらに体重が乗る感じ)になりがちだった。そもそも肘には常にゆとりを持つことが正しいライディングポジションだと思うし、手のひらに体重が乗らないほうが疲労感も軽減されるはずだから、ハンドルポジションを上げたことによるメリットは大きいと思う。

Amazonでは「剛性感の低下」というレビューを目にしたが、少なくとも私は剛性感の低下を感じることはなく、製品そのものの作りは丁寧で不安になるようなこともない。専用に設計されているだけあって、装着後にハンドルを左右に目一杯切っても、配線・ワイヤー類の突っ張りや干渉もない。

もう少し長距離を走ってみないと全面的に「改良・改善」とは評価できないが、わずか2cmとは言え感覚的な部分の変化は大きいものだと実感した。こうして小さなカスタムを積み上げて理想に近づけていくことは本当に楽しい。

コメント

  1. タカハシ より:

    3年半、同じ水冷ボンネビルT100に乗ってるモノです、いつも楽しく見させて頂いています〜。

    • teppin より:

      タカハシさま
      嬉しいコメントをいただきありがとうございます。
      同じ水冷ボンネビルにお乗りとのこと。情報が少なくて苦労してますので、ぜひ先輩オーナーとして、色々とご助言ください。

      これからも細々と情報を発信してまいります!