XSR900 スクリーン取付

YAMAHA XSR900
スポンサーリンク

先日、ETCを取り付け、初めて高速道路を走行したことはこちらで紹介したとおり。

今夏、私は家族の許しを得てソロキャンプツーリングに出かけることを画策している。実は、そのために必要な諸々の装備を準備しているところなのだが、高速道路を走ってみて、新たな課題に直面した。

風圧への対策である。

軟弱かつ軽量な私は、風圧にめっぽう弱い。だから通勤に利用しているPCX125でもGIVIのスクリーンを装着している。ネイキッドのXSR900で高速道路を走るとなれば、何らかの対策を講じなければ私は飛んでいくと思う。

そんな言い訳をしつつ、今回、新たなアイテムを手に入れた。

以前妄想カスタム(カウル編)でカウルを取り付けたいと言及しているが、先日の経験を踏まえると、ビジュアル重視のカウルよりもスクリーンのほうが風圧対策への効果は高いと考えた。

 

 品定め

見た目はカウルのほうが圧倒的に好みだが、今回は防風効果のほうを重視すべきと考え、早速品定めを行った。

候補となったのは以下の3つ。

①ヤマハ純正スポーツクリーン

②欧州ヤマハ純正フライスクリーン

③旭風防 CZ-04(XSR900用)

これらのうち、①はサイズが大きいことと下部のグラデーションが気に入らず却下。②にも惹かれたが欧州YAMAHAのパーツゆえに価格が高めだったので躊躇。最終的に、価格と見た目のバランスから③を選んだ次第。ネットで注文して2日後には到着。早速、次の日に取り付けてみた。

 

 取り付け

取り付けは至って簡単。①ステーを取り付け ②ステーにスクリーンを固定というシンプルな作業。ただ、作業スペースが狭いことと部品の役割を私が知らなかったことで少しだけ時間を要した。

こんな感じで必要な部品がラミネートされて届く

まず、ステーを取り付けるのだが、この時、進行方向に向かって右側のステーの上段のボルトが他の部品(プラスチックの飾りカバー。以下Aとする。)と干渉する。しばらく、強引にはめようとしていたが、Aのネジをひとつ外してやれば、Aはプラスチック製なのでボルトを入れる際に一時的にしならせてやるとスペースが確保できることに気づいた。Aを保持しているネジもスペースが狭く取り付けしづらいので注意が必要。

反射して見えづらいが、この部分のボルトが干渉する

ステーを取り付けたら、次はスクリーンをステーに取り付ける。

この時、説明書には全てのボルト類を前方から差し込むように表記されている(下記の画像を参照)のだが、どう考えてもこれではスクリーンが固定できない。ウェルナットがスポスポで抜けちゃうよ!裏側から固定するボルトがないじゃん!

最初、これは説明書の不備に違いないと考えた。近年、Amazonで購入した商品の説明書でおかしな日本語に遭遇する機会が多く、説明書不信に陥っているのかもしれない。

旭精器製作所さんの名誉のために書いておくが、決して説明書に不備があった訳ではない。単に私がウェルナットの機能を知らなかっただけ。ただ、わがままを言わせてもらえるのなら、ウェルナットの機能について、少しだけ解説があるとこの上なくありがたい。

万が一にもウェルナットの存在をご存知ない方のために説明すると、ウェルナットとは、片側からボルトをねじ込むと、ウェルナットの反対側のゴム部分が膨らんで対象物を固定することができるもの。例えば、裏側からナット止めできない場合や防振効果を得る必要がある場合などに使われる部品で、バイクのスクリーンにはごく普通に使われるものらしい。

ボルトを締め込むことでステー側に膨らみが形成される。

DIYを好んで行うものの、恥ずかしながらウェルナットの存在を知らなかった。おかげで少しだけ作業が遅延したが、無事に取り付け完了。

ライポジからの眺め

スクリーンアップ

 

 走ってみた

早速、走ってみた。平日だったのでETCの休日割引が適用されないため、高速料金をケチって国道を往復70km弱。取り付け前後で全く同じ環境では比較できないので、絶対的な効果を実感するのは難しいが、胸元の風圧は軽減されている気がする。

試走した日、国道沿いの住宅展示場では万国旗が水平になるほど強くはためいていたが、そんな時でも、整流された風を感じる。もちろん無風にはならないし、ヘルメットには相変わらずの風圧を感じるが、胸元の風圧が軽減されるだけで疲労感も違う。

これはきっと、速度域が上がるほど実感できる違いだと思うし、距離を走るほど蓄積する疲労にも違いが出るはずだ。

サイズが小ぶりで遠目にはクリアなのでシルエットを崩さない

と、ここまで下書きをした時点で少し長い距離を走ったので、追加レビューを。

高速道路をそれなりのハイペースで走ってみたが、やはりスクリーンの効果は「ある」と言える。少なくとも今回は、風圧で飛ばされそうな感覚になることはなかった。印象としては、(当たり前だが)高速になるほど効果がある。一般道を巡航するくらいでは、前後左右からの風の影響があって、スクリーンの効果を感じられないが、高速道路をハイペースで走ると、明らかに前方からの風圧は整流されたものになる。

そもそもフルカウルのバイクに乗ったことがないから、ネイキッドだから風圧に翻弄されるのか、バイクってこんなものなのかよく分からないのだけど。笑

今回は、往復200kmくらい走ったが、高速道路を走るとヘルメットやウェアに虫がめちゃくちゃ着くってことを今更知った。休憩でコンビニに立ち寄る際、虫だらけのウェアで入店することが躊躇われるほどに汚れた。帰宅後、ウェア、ヘルメット、バイクの虫汚れを綺麗にしたことは言うまでもない。

 

コメント