さよなら、XSR900

YAMAHA XSR900
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突然ながら、XSR900を売却した。

ここ最近、乗り換えをぼんやりと考えてはいたものの、まさかこんなに早く売却に至るとは思っておらず、自分自身、この記事の唐突感は否めない。

売却に至った経緯などについてつぶやいてみたい。

今思えば、きっかけはこの時。久しぶりにSR400に乗ったことで何かが弾けた。トコトコと体全体でバイクの鼓動を感じながら、のんびりと走行車線を走る夜。歯切れの良い排気音、メカニカルなエンジン音、夜の静けさの中というシチュエーションの何もかもが、あまりに心地よく、あまりに幸せで、とても大切なことに気づいてしまった気がする。

それまでは、時間があれば XSR900 に乗っていた。3気筒の粒感のあるエンジン音、ゴリゴリしたような迫力のある排気音は乗っていて楽しいし、快感でもある。

一方で、低速で車の流れに合わせて走っている時、バイクも自分も無表情になっていることに気づく。このバイクは、車列をブッチギリで引き離し、コーナーを誰よりも早く駆け抜けることで、このうえない喜びを得られる乗り物だ(あくまでも私見)。

玄人のレビューでは、XSR900 は「回転数が上がるほどに元気になる」と書かれていたりする。試しに、レッドゾーンまで回そうとしても、一般道では無理。私のようなド素人には XSR900 のポテンシャルを引き出すことなんて不可能。そもそも、高回転で発する大きくどう猛なエンジン音が苦手だから、比較的早い段階でシフトアップをする。

完全に「持て余している」ということに気づいてしまった。

こうなると、XSR900 の足付きの悪さや腰高感のあるライディングポジション、敏感なスロットルにストレスを感じるようになり、バイクに「もっと速く」「もっと前へ」と急かされているような気がして疲れを感じるようになる。

世の家庭持ちサラリーマンの多くがそうであるように、バイクに乗る限られた時間は自分にとって至福の時間であって欲しい。そんな私がバイクに乗る時間に何を求めているのかふと立ち止まって考えてみた。

私はバイクにぶっちぎりのスピード感を求めるタイプではなく、比較的鷹揚とした乗り味を求めるタイプだ。

どちらかというと、高回転型のエンジンよりも、低回転からトルク感のある乗り味のほうが好みだ。特に低速時にスロットルをひねった時のドコドコ感が大好きだ。

また、峠道でバイクを倒し込んでガンガン走るようなことはしない(できない)。鼻唄まじりに、ゆーらゆーらとのんびりコーナーを走り抜けるほうが好みだ。

その点、SR400 は「のんびり行こうぜ」とでも言われているような気がして、トコトコとマイペースで走るだけで幸せを感じられる。バイクに乗る限られた時間をのんびりと心地よく過ごすことができる。そんな魅力に改めて気づいてしまった。

およそ2年前にSR400を購入し、それをきっかけに大型免許を取得。その後、 SR400とキャラクターが被らない観点からXSR900を選んだ。購入から1年2ヵ月しか経っていないが、キャラクターの違うバイクを所有したからこそ自分自身が何に喜びを感じる(つまりバイクに何を求めるのか、どのような乗り方を好むのか)のかに気づくことができたのだと思う。

今でもXSR900は素晴らしいバイクだと思うし、何よりスペックを考えるとバーゲンプライスと言っても過言ではない。ドキドキするような加速感や剛性感は、求める人にはたまらない魅力だと思う。ただ、私にはオーバースペックだと思うし、方向性が違うバイクだった。

幸いにも、立ちごけもなく綺麗な状態だったので、そこそこの値段で買取してもらえた。 XSR900には、次のオーナーのもとで秘めたるポテンシャルを如何なく発揮して活躍して欲しい。

1年2ヵ月あまりの短いXSR900とのバイクライフだったが、購入したことに後悔はない。SR400とのキャラクターの違いが鮮明な XSR900を所有したことで自分自身の求めるものを認識できたことは、今後のバイクライフを考えるうえで貴重な経験になったことは間違いない。

さて、次はどのバイクを選ぼうか。今回得られた学びを活かし、次こそは長く付き合える相棒を手に入れたい。

XSR900に関する情報を求めて当ブログを訪れた方には大変申し訳ないが、今後XSR900に関しては新たな情報発信ができなくなってしまった。当ブログでは今後もSR400とPCX125、次期愛車に関する情報を発信し続けたい。次期愛車はXSR900とはカテゴリーの異なるバイクになるだろうが、 XSR900との比較なども交えながら細々と中年のバイクライフについてつぶやき続けるつもりだ。

さよなら、XSR900!

 

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