アライ ラパイドネオ レビュー!

バイク
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Arai Rapide-Neo を購入してからしばらく経ったので、レビューをしてみたい。比較対象は Shoei GT-Air。

まず、ネット上を調べても見つからないRapide-Neoの重さについて。

サイズ57-58で 1,536g だった。比較対象のGT-Air(Mサイズ)はインカム付きで 1,592g だった。その差は 56g あったものの、インカム本体実測が 36g で、その他の取り付けベースやスピーカー・マイクなどを含むと、恐らく両者に重さの差は「ほぼない」と言って良い。ただ、手にした感じは Rapide-Neo のほうがやや軽量な印象を受ける。一方で、GT-Air はバイザー内蔵でシールドにはピンロックシートが付属しているにも関わらず、シンプルを売りにしている Rapide-Neo と同重量という点に驚きを覚える。

外寸は、見たところあまり変わらない印象。二つのヘルメットを比較した写真を披露したいところだが、シールドに色々と写り込んでしまいロクな写真が撮れていないので、また改めて。

 

満足なところ

 

とにかく格好が良く、所有欲を満たしてくれる美しさがある。GT-Air と比較すると大きさにそれほど際立った違いを感じないのだが、不思議と被った姿を見ると帽体が小振りに感じられる。RAPIDE-Neo がソリッドカラーで GT-Air がグラフィックカラーという違いやシルエットの違いも影響しているかもしれない。

GT-Air はシールドの開閉が固く、特に閉めるときは片手では上手く閉まらない。両手で全体をグッと抑えてしっかりとロックしないと、走り出すと風切り音がして不快。その点、RAPIDE-Neo は左手だけで開閉が可能。シールドを軽々と操作できる点はバイクに乗るうえで◎だ。

ここのところメガネを好んで使用するド近眼の私。GT-Air はメガネとの相性が最悪だ。メガネのテンプル(つる)が側面にあるスリットに意図せずとも誘導されてしまい、テンプルが耳に乗らない。通常のポジションと比べ、メガネが浮いたような状態になり、バイクの振動で視界が揺れ、目の動きだけでミラーを見ようとするとレンズが視界をカバーしておらず何も見えない(だから首を動かさないといけない)。その点、RAPIDE-Neoはメガネとの相性が良い。GT-Air と同様に、テンプルがサイドのスリットに誘導され(少し浮い)てしまうのだが、メガネを装着したのちにテンプルを下にずらすといつものベストポジションにメガネが収まる。サイドの内装が柔らかくテンプルの自由度が高いのだと思う。

視界は十分に広く、GT-Air と比べて遜色ない。むしろRAPIDE-Neo のほうが広いと感じるほどに開放感がある。頭全体が包み込まれるようなかぶり心地は、言葉では表現しにくいが心地良い。ただ、GT-Air とかぶり心地の印象は違うものの、どちらが優れているというものではなく、好みの範疇だとも思う。

デイリーユースを狙って購入しただけに、メガネとの相性やシールドの軽快な開閉などストレスが少なく満足だ。

 

不満なところ

 

ただ、100点満点という訳でもない。続いて不満な点を挙げてみたい。

まず、シールドの開閉操作が軽いというメリットに反して、シールドが薄くて安っぽい印象はある。ピンロックシートも付属しておらず、必要であれば別途購入が必要となる点は残念だ。(GT-Air はピンロックシートが付属する)

遮音性は高くなく、色々なノイズが入ってくる。特にGIVIの大型スクリーンを装着しているPCX125との相性がイマイチで、ちょうどヘルメット周辺に巻き上げられた風がヒューヒューと風切り音を生じ、遮音性の低さゆえに気になる。風切り音に関しては、ネイキッドの SR400 と XSR900 では特段気になるほどではないし、高速域ではどちらのヘルメットもそれなりに生じる。風切り音がネガというよりも、遮音性の低さがネガといったところ。遮音性の低さゆえに「守られている感覚」はGT-Air のほうが上。

ベンチレーションがシンプルなことは、デザインとのトレードオフでもあると思う。シールドの眉の部分と口のスリット以外にベンチレーションはなく、デザインを損なわない(口元のスリットはトレードマーク)魅力がある一方で、ベンチレーションが効きづらく夏場は暑い。口元のスリットは全く風を感じない。顎もとから巻き込んでくる風のせいで、スリットからの風だけを感じられないと言ったほうが正確か。他のレビューで「十分なベンチレーション効果を感じられる」と目にしたが、残念ながら私には感じられなかった。ベンチレーション効果の違いだけでなく内装の生地の違いもあって GT-Air と比べると暑くて汗をかきやすい印象がある。通勤・帰宅の短距離で明らかに頭部が汗ばむのは GT-Air との違いだ。

 

まとめ

 

総じて満足。

不満な点も書いたが、致命的なものではなく当初の「気軽に使えるネオクラシックなデザインのフルフェイス」という点では及第点。メガネとの相性の良さは日々の使用を前提とすれば何よりありがたい。

GT-Air と比べると暑さを感じるが、GT-Air であっても夏に長距離ツーリングをすれば汗をかく。「夏は暑くて当たり前」と思えば納得できる。また、ピンロックシートが付属していないので、冬場にシールドが激しく曇ってネガな印象を抱く可能性はある。

何れにしても、SHOEI GT-Air と ARAI RAPIDE-Neo を上手に、そして快適に使い分けていきたい。

 

 

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