購入から5年が経つが、購入直後のレビューを記載しつつ、その後のイメージの変化などを書いてみたい。
以下、購入直後のレビュー。
【取り付け】
今回はDIYに挑戦したが、思いのほか大変だった。
これは、製品の特徴というよりは、バイクの構造に起因するもので、フレームの間からフランジ部分までレンチを差し込む作業が特に難しく、何度も失敗を繰り返した。
製品の精度は極めて高く、フランジ部分やエキパイとサイレンサー部分の接合箇所など、何れもズレなどはなかった。説明書も充実しており、私の不器用さを除けば、製品に起因する不具合はなかった。
【音質、音量】
各種インプレなどからは音量がそこそこあるように認識していたため、取り付け後のエンジン始動が幾分不安ではあったが、思っていたほど大きくはなく安心した。とは言え、ノーマルの静けさと比べると明らかに大きく、住宅地での早朝・夜間の始動にはやや気を使う。
なお、エンジン始動時・加速時の音量はそこそこ大きいが、スピードに乗ってしまうとノーマルマフラーとの違いがわからないほど静かで好印象。
音質については満足の一言。エンジン始動・加速時のドコドコという低音はスロットル操作を楽しくさせる。スロットルをオフにした時の響きも心地よい。
【ルックス、質感】
主観でしかないが、他社のマフラーと比べると個性的でありながら落ち着いたデザインであり、アラサー世代からアラフォー世代へと移行しつつある自分にとっては丁度良い印象。質感は大変高く、所有する喜びを感じる。
【性能】
低速時のトルク不足を覚悟していたが、本製品に関しては全域にわたってトルク感の大きな変化を感じない。
ノーマルマフラーに近い性能は、操作感に大きな変化を感じさせず、これまでと変わらずに安心して日々の足として使える。これはひとつのメリットだと思う。
【結論】
最も低価格のステンレス製でも、他と比べると高価な部類かと思う。それゆえ、実物を見ることなく購入するには少々ためらう部分があったが、購入後は質感の高さや音質、音量の変化など大変満足のできる買い物だったと言える。
と、書いている。
5年が経っても、当初の印象から大きな変化はなく、満足度は高い。慣れもあるのかもしれないが、やはり排気音はそれほど大きくなく、早朝深夜の始動でなければ近所に迷惑をかけることもない(はず)。
むしろXSR900のほうが、排気音よりもエンジン音が大きく気を遣う。
今さらながら、デザインに惚れ込んでいる。カーボンエンド、スリムなデザインなど完全に好みの世界ではあるけれど、一般的な筒状のマフラーよりもスタイリッシュ。かち上げ具合も程よく下品ではない。
経年の影響もあるのか、少し排気音がガサツな感じになったように思えなくもないが、これはウエイトローラーを社外品に替えたことによる微かなノイズのせいだと思う。
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