元来、新しいもの好きな私は今から9年前、2009年にAndroidなどというキーワードすら知らないままに初代Xperia(SO-01B)を衝動買いしたことがある。スマホはその後、iPhone4→iPhone5→iPhone6 Plusと続き、Androidの Nexus5→Xperia XZ と9年間で実に6台を使ってきた。
もういつのことだか忘れてしまったけど(多分2011年)、中古のiPad2(Wi-Fi)を購入しタブレットの素晴らしさに触れた。iPad2を購入してからは自宅でスマホやPCを使用することはほぼなくなり、いつも手の届くところにiPad2があった。
その後、もう少しコンパクトなタブレットが欲しくなり発売直後(2012年11月)の品薄の中でiPad mini(Wi-Fi)を購入。こいつは自宅だけでなく出張や家族でのお出かけの時にも持ち歩くほど、生活になくてはならない存在となった。家族でキャンプをしていた高知県の四万十川に転落した時、鞄の中で濡れてしまったのも、今となっては良い思い出。未だに時々起動することがあるが、最早、反応の遅さゆえに日常的に使える代物ではない。
2016年2月にSONY Xperia Z3 Tablet Compact の購入により引退。
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それからはスマホも含めてAndroid一辺倒になってしまったが、ここのところ、再びApple製品が気になって仕方がない。特に気になるのはこちら↓
明日、2018年11月7日に発売となるAppleの新製品 iPad Pro である。
以前から、Apple Pencil による手書き入力には興味があったし、今回の新しい iPad Pro では最近の iPhone XS などと同様にベゼルレスデザインになり、とにかくスタイリッシュな見た目が気に入った。薄さは驚異の5.9mmとのこと!手元にある Xperia Z3 Tablet Compact は6.4mmで未だにとっても薄いと感じるのに、それよりも更に薄いなんて想像できない。
更に、一説によれば Mac Book Pro に肉薄するほどのスペックとも言われており、時々 RAW編集をする私にとって、その余裕あるスペックには憧れを感じてしまう。もちろん、ただ単に RAW編集をするだけなら iMac で十分事足りるのだけど、外出先でも布団の中でも、どこでも使えるタブレットで尚且つハイスペックな物であれば、これ以上なく便利だと思う。
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何だかんだ言っても、ウェブ・ブラウジングが中心。9割以上がブラウジングと言っても言い過ぎではないかもしれない。そうだとすると、明らかに iPad Pro はオーバースペックだと思う。
以前から、ペーパーレスには興味があり、業務上の書類などを全てデータで取り込み、そこに必要なメモなどを Apple Pencil で書き込めたら何てスマートだろうと思う。手帳も持たず、全てを iPad Pro でこなせたら言うことない。きっと、デスクの上には書類が一切ないスッキリした環境を構築できるんだろう。そんなスマートな暮らしに心底憧れる。
ただ、大変残念なことに私の所属する会社は、情報漏洩防止の観点から個人所有の電子機器(スマホ、タブレット等)を業務に利用することを禁じており、大枚をはたいて iPad Pro を購入したとしても、手帳やノート代わりに利用することは許されない。
では何に使う?どう使う?
ひとつ思い付くのはスライドショーの編集・作成。現在、子供が所属するスポーツチームでは、私はカメラマンとして年度末の送別会に向けて試合や練習の様子を撮りためているところで、送別会用にスライドショーを作成する大役を仰せつかっている。この作業を iPad Pro で進められたら素敵だなぁと妄想している。
他には、ブログの更新がノマド的に行えること。出張先でも、旅行先でも、キャンプ中でも、布団の中でも、いつでもどこでもそこそこ快適な環境でブログを更新できることは魅力だ。
ただ、朝から晩まで会社で過ごし、まっすぐ帰宅することが日常の私にとって、作業環境が iPad Pro である必然性は全くない。リビングに鎮座する iMac でなんら問題ないのである。スペックに不足はないし、帰宅途中にカフェに立ち寄ってスマートにスライドショーの編集やブログの更新を行うほど、シャレた生活はしていない。
自宅で家族と寛ぎながら、パジャマ姿で尻でもポリポリ掻きながら作業を進めるのが現実なのだ。
うーん、分かっていたことではあるが、どうやっても納得できる、必然性のある使い方が思い付かない。
欲しければ買ってしまえば良いのだけど、「必然性のある使い方」なんてことを考えてしまうのは、偏に「新しい iPad Pro がとんでもなく高価」だから。
これまで購入してきた3つのタブレットはどれもWi-Fiモデル。テザリングで使えば大きな問題はないのだけど、やはり単体で使うには不安が残るし、今後の通信費の節約という課題を解決するために、スマホをガラケーに変更することも将来的には選択肢のひとつだと考えており、そうなるとCellularモデルが先々の可能性としては良い選択肢になるだろう。
ストレージのラインナップは、64GB・256GB・512GB・1TB となっているが、これまでタブレットでもスマホでも、ミニマムのストレージ容量を選ぶことが多かった私は、何かとストレージ容量に頭を悩ませた経験があり、こうした経験を踏まえると、少なくとも256GBは欲しいところ。
さて、Cellularモデルでストレージ256GBだと本体価格が133,704円(税込)となり、これに必須とも言える Apple Pencil を追加すると、これだけで合計 149,364円(税込)にもなってしまう。更に Smart Keyboard Folio を追加すると、何と驚き、合計 170,748円(税込)にもなってしまうではないか!
これは流石に、衝動的に買うことはできない水準だ。熟考に熟考を重ねて「買わない」という選択をすることが最も最良の結果だということは、この価格だけを見れば歴然である。
ここまで考えてきたように、私にとって所有するタブレットが新しい iPad Pro である必然性は一切ない。それなのに、こんなに高価な買い物をするのなら、その前に、家計から借りているXSR900の購入資金を返済するべきなのだ。
そんなこと、冷静な頭で考えれば当然なんだけど、やっぱり新型 iPad Pro には憧れる。魅力が詰まっている。とても欲しいと思う。
よし、流石に買いはしないけど、明日にでも近くの家電量販店で実物のサイズ感やApple Pencil の使い心地を確認してみることとしよう!
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