クシタニ シングルグローブ!

バイク
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先日、こちらで紹介したとおり初めてクシタニ製品を購入したばかり。これまでRSタイチやコミネの製品を購入してきた私にとって、クシタニは高くとも品質が良い孤高の存在で、ここのところ頻繁にホームページを覗くようになった。ヤバイ。目に入るものが次から次に欲しくなってしまう。

テンダーグローブ K-5324

まずは、クシタニのホームページから以下のとおり引用。

小さなグローブに封じ込められたハイテクノロジー。
高い操作性と、どれほど走ろうとも疲れを感じさせない素手のような感覚。
それらを実現した上で、ハイレベルなプロテクト効果をも与えられたクシタニのツーリンググローブ。様々なウェアに合わせられるよう豊富なデザインとカラーバリエーションをラインアップしています。

ライダーの安全性を高め、かつコントローラブルなライディングを実現するグローブにおいてクシタニが採用する主な立体裁断方法は2つ。
まず『手型』ですが、これは甲部、掌部をそれぞれ裁断、指マチと組み合わせて縫製し立体を出します。
もうひとつの『ガンカット型』は人差し指~小指のマチと掌部が繋がっている一体パーツと甲部を裁断、縫製して立体を出します。
縫製手法として、縫い目が外に出ない様に素材の表面同士を縫い合わせて裏返す『内縫い』は転倒時に縫製糸が切れる可能性を軽減します。
反対に素材の裏面同士を縫い合わせる『ゲージ縫い』を採用すると内部のゴロツキが無くなります。『ピケ縫い』は主にレーシンググローブで採用し、内縫いとゲージ縫いのメリットを併せ持つ縫い方です。レースでのノウハウを受け継いでいるツーリンググローブにも一部採用しています。
さらに、様々な牛革やカンガルーレザー、吸汗速乾素材やグリップ素材など多種多様な素材を選定し、ライダーの用途に合わせたグローブを造り出しています。

”小さなグローブに封じ込められたハイテクノロジー””どれほど走ろうとも疲れを感じさせない素手のような感覚”など、魅力的な言葉が並ぶ。まともなバイク用グローブと言えば、コミネのメッシュグローブを持っているくらいで、その他の季節用はロクなグローブを持っていない私。デイトナのゴートスキングローブは期待を裏切るクオリティで全く使っていない。そんな私は、クシタニのグローブを手に入れようと心に決めた。

いくつかあるラインナップのうち、テンダーグローブの少しレーシーな見た目が気に入った。クシタニのホームページにグローブのサイズチャートが見当たらず、どのサイズを選ぶべきか分からないまま、店舗で試着してみることにした。


KUSHITANI クシタニ/テンダーグローブKUSHITANI クシタニ/テンダーグローブ

 

店舗へ!

店舗に到着。早速、テンダーグローブを拝見。目当てのブラックはMサイズの在庫がなく、Lサイズを試着したところブカブカ。試しにブラウンのMサイズを試着してみたところ、サイズ感は悪くないものの装着感がしっくりこなかった。

さてどうしようと思案しつつ、シングルグローブ(K-5314)を手に取ってみる。見た目は少し野暮ったい感じがする。テンダーグローブでベストサイズだったMサイズを試着したところキツキツ!シングルグローブはLサイズがちょうど良いようだ。JRPなどと同じく外縫いなので手に吸い付くようなフィット感が得られ、装着感に関してはこちらの方が圧倒的に好みだ。テンダーグローブと比べてレザーがしっとりと滑らかな点も好印象。


KUSHITANI クシタニ/シングルグローブKUSHITANI クシタニ/シングルグローブ

シングルグローブは、ダークブラウンとブラックの2色展開。薄暗い店舗内では色の違いが分からないほどにわずかな違いだが、大きく異なる点はクシタニのロゴの色。ダークブラウンはロゴもブラウンでステッチされているのに対し、ブラックはホワイトでステッチされている。全体的にシンプルなデザインだからワンポイント(ロゴ)主張があっても良いかと思いブラックに決めた。

 

サイジングの難しさ

ひとつクシタニのグローブの購入を検討されている方に、僭越ながらアドバイスを。

今回のグローブ探訪では、クシタニのホームページにグローブのサイズチャートが掲載されていないことを不思議に思った。ジャケット類は「身長170cm、体重60kgのスタッフがLサイズを着用した写真」まで親切に掲載してくれているのに、グローブに関しては詳細な情報が全くないのだ。その理由が今回の試着でなんとなく分かった気がする。

私が購入したのはシングルグローブのブラック・Lサイズ。同じLサイズのダークブラウンも試着してみたのだけど、購入したブラック・Lサイズと装着感が全く違いキツく感じたのだ。特に「手囲い」の部分がタイトで締め付けられるような感覚があった。

素人の想像でしかないのだけど、レザーの部位や繊維の方向、裁断・縫製の具合などによってレザー製品は、ミリ単位の誤差・ずれや伸び具合に違いが生じたりするのだろう。工場で一律に製造されるテキスタイル製品と一線を画した職人による手作りを感じられ、好印象を得た。個体差があることを前提に、グローブのサイズチャートを掲載していないのでは?と考えるのはクシタニ贔屓が過ぎるだろうか(笑

特に「手」という体の中で小さくも繊細な部位に着用するグローブは、装着感のわずかな違いが気になるもだ。同じサイズでも個体差があるため、レザーグローブに関してはネットでの購入はお勧めしない。

 

レビュー!

さて、早速のレビューを。今回は山間部を中心に130kmほど走ってみた。平地は17℃くらいの予報だったが、山間部は流石に寒い。13〜15℃といったところか。

装着感は、やっぱりサイコー。とにかく指先などに触れる縫い目が一切なく、手指に吸い付くような感覚がある。グリップを握っても手の甲側の圧迫感は少なく、柔らかなレザーがしなやかに適度に伸びて心地よい。グリップを握ると、人差し指から親指につながる部分にストレスがかかりがちだが、いい塩梅にシームレスに縫製されている。

参考までに、私の手のサイズは手長(手首〜中指の先端)が19cm、手囲い(人差し指と小指の付け根部分の周囲)が19cmとなっており、手囲い・指の太さが一般男性と比べてかなり細いほうだと思う。市販のグローブ類を手長に合わせて購入すると手囲いや指の部分が余ることが良くあるのだが、このシングルグローブは手長と手囲いがちょうど良い。指の太さは若干あまりを感じるものの、程よいゆとりと言える程度。

3シーズングローブなだけに、外気温が15℃を下回る環境下では少し寒い。グリップヒーターを使えば耐えられるが、最適なのは外気温18℃以上といった感覚。上は30℃くらいだろうか。

とても感心した点を紹介しておく。手首部分のストラップは面ファスナー(マジックテープ)で固定するのだけど、このストラップがDリングから抜けないようにゴムで固定されているのだ。わずかなストレスを軽減するための小さな工夫。こんな小さな配慮に惚れるユーザーが多いのかもしれない。

これだけのクオリティで、春から秋まで幅広く使えることを考えると安いものだと思う。クタクタになるまで使い込んでみたい。

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