2021メンテナンス日記1(SR400 & PCX125)

HONDA PCX125
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ボンネビルT100は6月に初回の車検を迎える。今回はユーザー車検に挑戦してみようと思っているが、前回のオイル交換からあっという間に1年が経ったし、新車から3年が経つこのタイミングに、ブレーキまわりのメンテナンスをしようと考えた。

また、SR400はこちらで紹介したとおり、前回(2年前)はユーザー車検に挑戦したのだが、中古で購入してから4年間、オイル交換・チェーン注油・タイヤ空気圧チェックくらいの日常メンテナンスしかやっていなかったので、これを機会にブレーキの点検をやっておこうと考えた。

メンテナンス項目と油脂類調達

ボンネビルT100は新車から3年が経過する。走行距離は7,000km足らずだから、それほど神経質にならなくても良いと(お気楽に)考え、前回交換から1年が経つエンジンオイルの交換前後ブレーキフルードの交換を行うこととした。クーラントが少し減っているので、別の機会に補充(または交換)をしてみよう。

ということで、調達したのは以下の2点。

 

SR400は新車から8年。中古で購入してから4年近くが経つ。上述のとおりこの4年間、エンジンオイル・エレメント交換、チェーン注油、タイヤ空気圧チェックのほかには、前照灯のバルブ切れに伴う交換、カムチェーン調整(ショップにて)くらいしか行っていない。

前回の交換から1年が経つエンジンオイルを交換。今回はフィルターも交換する。なめかけのドレンボルトも新品に交換しておこう。

ブレーキは、前回こちらで紹介したとおり乗りっぱなしのPCX125が大変なことになっていたから、安全面を考慮してブレーキパッド・フルード交換に加えてキャリパーの清掃を行うこととする。キャリパーの状態に応じてオーバーホールの準備もしておこう。

ということで、調達したのは以下の4点。

   

前回購入したこれらのアイテムもかなり役立つので、合わせて紹介しておく。

 

SR400/オイル・フィルター交換

SR400は主に妻が乗っている。自分が乗るボンネビルならばまだしも、機械音痴の妻が乗るバイクだからこそ丁寧にメンテナンスをしておきたい。正直、ショップで入念に点検してもらうことも考えたが、これまでの経験を踏まえると、最低限のオイル交換とフロントブレーキのメンテナンスくらいはできると考えた。

オイル交換の手順はネット上に溢れかえっているので割愛。ポイントは以下の2点。

  • ダウンチューブから排出するオイルでフロントタイヤを汚さないように。
  • ダウンチューブの排出口、フィルタ周辺の養生はしっかりと。

今回、よく分かっていたし意識していたにもかかわらず、飛び出した廃オイルでフロントタイヤを汚してしまった。できれば、最初だけでも勢いよく飛び出す廃オイルを受け止める垂直の壁を準備した方が良いかもしれない。

何とも情けない。

ダウンチューブの排出口、フィルタ周辺の養生の様子は以下のとおり。何とも素人くさい仕事だが、これらのおかげでオイル交換後の仕事が減る。何ごとも段取りが肝心だ。

写真に写っているとおり、我が家ではオイル処理ボックスも自作。適当なサイズの段ボール箱にビニール袋を敷き、ウエスをいっぱいに敷き詰めれば良い。ただ、今回は長方形の長辺が短かったためにフロントタイヤを汚してしまったと反省。オイル処理ボックスを自作される際は、しっかりと長辺の長さがある段ボール箱を準備されたい。

オイルをしっかりと排出させた後、フィルターを新品に交換する。写真中央(養生部分の上)の蓋を外すとフィルターにアクセスできる。蓋を外すと内部に残っているオイルが垂れてくる。古いフィルターを取り出し、内部をウエスで清掃。新品のフィルターをセットして蓋を閉じる。

いよいよ新しいオイル(まずは2L)を注入。エンジン始動後にアイドリング2〜3分→エンジン停止後2〜3分様子を見てオイルゲージをチェック。やや少なめのようなので、適当にオイルを追加注入して再度オイルゲージをチェック。ネット情報によれば、フィルタ交換をしない場合は2.1Lで良いとのこと。ほぼ情報どおりで適正量となった。

SR400/フロントブレーキメンテナンス

キャリパーの状態によっては、オーバーホールを行うこととなるため、ブレーキフルードの交換の前にキャリパーの状態を確認する。

キャリパーは赤丸箇所の2本のボルトで固定されている。 メンテナンスの際は、青丸箇所のボルトを外しブレーキホースもフリーにしなければならない。

前回、PCX125でオーバーホールを行った経験から、購入から4年間経ったSR400も相当な状態を覚悟していたのだが、ブレーキダストこそ相当蓄積していたものの、「雨天時に乗らない」「雨ざらしにしない」という利用実態ゆえに、ブレーキダストはサラサラと乾燥していて固着しておらず、キャリパーピストンにもサビや腐食も見られず、オーバーホールを必要とするほどの状態ではないと判断した。(写真がなくて残念)

キャリパー全体のブレーキダストをブラシで丁寧に清掃し、キャリパーピストンをギリギリまで露出させ、ウエスで綺麗にした。この時、上で紹介しているピストンプライヤーでピストンを回転させると、全周を隈なく綺麗にすることができる。露出したキャリパーピストンにシリコーングリスを薄く塗布し、ピストンを押し戻しておく。この時、両方のピストンを同時に押しても押し戻せないが、片方ずつを少しずつ押してやれば両方のピストンを軽い力で押し戻すことができる。

次にブレーキパッドの交換。キャリパーを取り外すと、ブレーキパッドは特に固定もされておらず簡単に取り外すことができる。

見た感じ、交換を急ぐほどの状態ではないが、だからと言って面倒な作業を先延ばしにするほど残っている訳でもない。むしろ、安全とメンテナンスの両面からこのくらいで交換しておいた方が無難という印象。詳しくはよく分からない。ど素人なもので。(読者の皆さま、くれぐれも私の感覚を信じられませんように)

それにしても、新品のパッドの厚みには驚く。こんなに分厚いものかと。

ブレーキパッドにはリテーナー金具が装着されているため、古いパッドをそのまま廃棄せず、新品のパッドに付け替える必要があるため注意。セオリーどおり、新品のパッド面のエッジを面取りし、パッド裏面にシリコーングリス(パッドグリスの代用)を薄く塗り装着。キャリパーを元に戻す。

続いて、ブレーキフルードの交換作業を実施。購入から4年が経ち、マスタータンクから見えるブレーキフルードは茶色に変色している。

マスタータンク内の古いフルードは注射器で吸い出し、ウエスで拭き取る。タンクの底に汚れが溜まっていることがあるので綺麗にしておく。綺麗にしたら、新しいフルードをマスタータンクに注入。

ブリーダープラグにゴムホース、ペットボトルをつなぐ。

①ブレーキレバーを握る→②ブリーダープラグを緩める→③ブレーキホース内のフルードが排出される→④ブリーダープラグを締める→⑤ブレーキレバーを離すを繰り返すと、次第にゴムホースから排出されるフルードが茶色から透明に変わるが、これはブレーキホース内のフルードが新しいものに置き換わったということ。①から⑤を繰り返すことで、先にマスタータンクに注入した新しいフルードがブレーキホース内の古いフルードを押し出す訳だが、当然マスタータンクの残量が減ってくるので、空にしないようフルードを補充する。そうしないとブレーキホース内に空気が入ってしまい危険(ブレーキの制動に影響する作業なので、自己責任にて実施いただきたい)。

茶色く劣化したブレーキフルードが透明になって気持ち良い

マスタータンクに新しいフルードを充填し、ダイヤフラムプレートとダイヤフラムを装着するのだが、フルードを入れ過ぎるとダイヤフラムで押し出されたフルードが溢れるし、遠慮がちに少ないと残量が不足することになるので、慎重に適量を充填する。フルードは塗装面を痛めるので、ガソリンタンクなどを養生しておく必要がある。

この時点で結構な時間を要しており、既にクタクタ(笑)

引き続いてPCX125のキャリパー点検(清掃)、フルード交換を行なった。オーバーホールから2年が経つものの状態は比較的良好。ただ、走行6,400km程度にしてはブレーキパッドの減りがやや早いような気がした。近々交換が必要のようだ。

PCX125はリアブレーキを握るとフロントキャリパーの小さいピストンが動く(つまりリアと連動してフロントが制動する)コンビブレーキが実装されているのだが、前回のオーバーホールでコンビブレーキ用のフルード交換がきちんとできていなかったのが気がかりだった。今回、きちんとフルード交換ができたので精神衛生上よろしい。それにしてもスクーターはメンテナンス性が極めて悪い。コンビブレーキ用のマスタータンクにアクセスするために、いくつものインナーカウルを外す必要があり、その都度爪を折らないように気をつけなければならず辟易する。いつも最後の作業になってしまうが、これは元気なうち(1日の早い時点)に済ませておきたい作業だ。

さて、ずいぶん長くなったので、メンテナンス日記のパート1を終わりにする。天候不順のため、メンテナンス後の試走はまだできていない。試走後の感想は、翌日に行ったボンネビルT100のメンテナンス日記とともに別の投稿で紹介したい。

それにしてもSR400がとにかく汚い!妻に、メンテナンスしろとまでは言わないがもう少し綺麗にするように小言を言っておいた。

(2021.5.23追記)

メンテナンスから数日経って、少しだけ試走に出かけた。ブレーキについては、元々効きが悪いとかタッチが悪いという状態ではなかったので、正直言って大きな変化はなかった。強いて言うなら、マスタータンクの窓から見えるブレーキフルードが透明で気持ちが良いと言うこと。

もちろん、パッド・ブレーキフルードを交換したもののブレーキの効きが悪くなったとか致命的な作業ミスもなかったようで安心。

そして、特筆すべきはエンジンオイルの交換によるフィーリングの向上。振動・鼓動の強いSR400だから、当然それらが軽減される訳ではないものの、それらに雑味を加える不要なガサガサ感がないしっとりとしたフィーリングになって、気持ち良さが半端じゃない。シフトもスコスコ決まるし、巡行時の雑味のない振動・鼓動がたまらなく心地よい。プラシーボ効果なのかもしれないが、もっともっと走っていたくなるような感覚だった。

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