CT125・ハンターカブ 3,000km走った印象!

HONDA CT125・ハンターカブ
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気付けばハンターカブのチェーンメンテナンスから2ヵ月間もブログを更新していなかった。

もちろん、ブログを更新しない2ヵ月の間にもそれなりに走り回っていて、ハンターカブは順調に走行距離を重ねている。以前の愛車PCX125では平均して年間3,000km程度だったのだけど、ハンターカブは荷物も乗るし、運転が楽しいから通勤以外でも走る機会が多くて私にしてはハイペース。

購入から6ヵ月とちょっとで3,000kmを超えた。ざっと計算してPCX125の2倍のペースだ。反対にボンネビルに乗る機会が減っているのは自分としても気になるところ。

購入から6ヵ月、走行距離3,000kmを超えたので、改めてハンターカブをレビューしてみたい。

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積載力は正義だ。

ハンターカブの積載力、やばし!

とてつもなく高い積載力を誇るハンターカブはキャンプツーリングの最高の相棒。これまで2回、キャンプツーリングに出かけた。

自慢のJMSのボックスに加え、タンデムスペースにはタナックスのキャンピングシートバッグ2を装着して荷物を積む。自分でも「バイクツーリングなのに荷物減らす気ないでしょ?」と感心するほど(笑)

ざっとシュラフ、コット、マット、ワンポールテント(TC素材なので大きくて重い)、タープ、焚き火台、テーブル、椅子、薪、防寒具、調理具、食料などなど。

久しぶりのキャンプツーリングを終えてみると、結構要らないものもあったし、タープなんてハンターカブの駐輪場代わりに使った(過保護)。薪は現地調達で良いし、椅子やダウンジャケットも必要なかった。調理具(コッヘルやメスティン)の空洞をうまく利用すれば体積を圧縮できるはず。

こんなに要らないものまで、なんの工夫もなくポンポン積載しても余裕なハンターカブ。さすがに勾配のきつい登り坂ではパワー不足を感じるものの、平地では影響をほとんど感じないほどに元気。

キャンプツーリングに出かけてみよう! #2
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ただ、1回目のキャンプツーリングではキャンピングシートバッグに荷物を多く入れてしまい、乗車姿勢を圧迫してしまった点が反省点。背後にスペースがなく、乗車姿勢が窮屈だった。

その反省を生かし、2回目のキャンプツーリングに向けてこれ↓をゲット。

これは満足度の高い買い物だった。ハンターカブによく似合ってるし、積載力もほどほどでグッド。左右下方のデッドスペースを有効活用する感じで収まりが良い。おかげで、キャンピングシートバッグ2への収納物を減らし、乗車姿勢を一切圧迫することなくツーリングを楽しむことができた。容量は14Lだけど、この効果はでかい!

バイクの楽しみ方は様々だけど、「荷物が載る」ことで楽しみ方の幅が広がるのは間違いない。積載力は正義だ。

軽さは正義だ。

恥ずかしながら40代前半の割に、フィジカルな劣化がちょっと早めな自分。もともと体が硬いうえに、デスクワークばかりで絶対的な運動不足も要因になって、ここのところ腰と膝の痛みが気になる。仕事中もプライベートも立ち上がるたびに「イテテテ…」なんて言ってるし、椅子から立ち上がると腰が伸びない。まるでおじいさん。

そうなると重くて大きい大型バイクに乗るのが億劫になる。冒頭に書いた「ボンネビルに乗る機会が減った」というのは、腰と膝の痛みが理由と言っても過言ではない。ちょっとバランスを崩したときに膝に激痛が走ったら?何かの拍子に腰が砕けるほどの痛みがあったら?と考えると、つい重いバイクに乗ることを避けてしまう。

そんな時でも、軽いハンターカブは絶対的な安心感をもって乗り回すことができる。左右に車体を揺すっても自転車の如く振り回せるし、乗り降りの際の取り回しに気を遣うこともない。

大型バイクの安定感と余裕あるパワー感も魅力だが、限られたパワーでありながら軽量な車体で軽快に走り回るハンターカブも本当に楽しい。ちょっとしたことで立ちゴケしたり、体にダメージを与えることがないという安心感は何物にも代え難い。特に、フィジカルが弱っている時にその恩恵を感じられる。

反対に感じたことは「大型バイクっていつまで乗り続けられるだろう?」ということ。その考えが高じると「あれっ、ハンターカブだけで良くない?」との考えに至ってしまう。誤解のないように言っておくと、ボンネビルを否定するつもりは一切なく、できることなら長く乗り続けたいと思っている。ただ、ハンターカブの軽さと軽快感は「こいつだけで良い」と思わせるほどの魅力なのだ。軽さは正義だ。

遅いは安全だ。

やっぱりスピードを出さない(出せない)ことは安全に直結すると思う。

カーブを曲がりきれない、ガードレールに突っ込む、右直事故に遭う、接近する他の車両を回避するなど、どれもスピードが低いほどに発生(遭遇)リスクが低いはず。

残念ながら、ライダーが剥き出しのバイクでは怪我・死亡のリスクをゼロにすることはできないのだけど、やはりこちらのスピードが低いほどに事故発生のリスクは低減できると思う。

その点、ハンターカブは遅い(速くない)から安全だと感じる。そもそもこちら↓で「走りに余裕がない」としたネガな点もポジティブに捉えることができる。

CT125・ハンターカブ レビュー!(残念なところ編)
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ハンターカブは「速い・遅い」というよりも、私にとっては「スピードを出す気にならない」。のんびり走れば、視界も広いし、他の車両の挙動に余裕を持って反応できる。幸いなことに、これまでの半年間、ヒヤリハットに遭遇することはなく安全にハンターカブライフを楽しめている。遅いは安全だ。

ヒット・エアー Hit-air レビュー!
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以前、マフラー交換やハイカム交換に挑戦したいと思っていたが、今では「のんびり」を誘発するノーマルハンターカブの走りも悪くないと思っている。

燃費の良さは心のゆとりだ。

ハンターカブは相変わらず燃費が良い。外気温の低下によって10月以降はやや燃費が悪化しているものの依然として50km/lは超えており財布に優しい。特に、ここのところのガソリン価格の高騰によって、ひとりで外出する時や妻とふたりで買い物に出かける時などは進んでハンターカブを利用している。

CT125・ハンターカブ 燃費記録
2021年5月29日に納車されたCT125・ハンターカブの燃費記録を残しておく。 <給油量・走行距離・燃費> 2021.05.29 3.14L(T   76.7km / O   76km)*通算には含まない。 ...

車の快適性はプライスレスだけど、これだけガソリン価格が高騰しているとレギュラーとはいえガソリンをガブガブ消費するアルファードでお構いなしに走り回るってのは、ちょっと精神衛生上よろしくない。燃費が9km/lのアルファードと同50km/lオーバーのハンターカブを燃料コストだけで比較すると、何と6倍の違いがあるのだから。ケチくさい話ではあるけど、我が家では近場のお出かけではハンターカブを優先的に使っている。

いや、SDGs的視点で言えば、ハンターカブを積極的に利用することは低炭素社会の実現に貢献している、と言えるかもしれない。決してケチでやっているのではない(笑)

何だかんだ言っても、うろちょろ走り回っても燃費が良いのは精神衛生上とてもよろしい。つまり燃費の良さは心のゆとりだ。

まとめ

購入直後にネガティブだと捉えていた「走りに余裕がない」という点。マフラーの交換やハイカムへの交換などで対策を講じようと思っていたが、今ではこの「速くないカブ」でも悪くないかなと思う。

今では、そうした「走り」の部分の改善よりも、キャンプツーリングでの更なる活躍のために、フロントキャリアやセンターキャリアの増設による積載力アップ、フロントスクリーンの装着による快適性アップのほうに目が向いている。

いや〜、本当に楽しい乗り物です。ハンターカブで初めてのカブヌシになり、C125ってどうなんだろう〜?などと考えるようになった。世界で1億台以上も売れているカブファミリーの魅力は伊達じゃないと思う。

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